酒を飲むことについて

どうも歳を取ると、ただ単に酒を飲む行為が別物になってくる。

単純に気持ちよく酔っぱらいたいではなく、

いろいろ忘れて楽になりたい、という願望のほうが強くなってくる。

 

当然、酒の量も増えてきて、金がかかる。

だからちょっと高いバーとかからは足が遠くなり、

安い居酒屋で安い酒を飲む。次のステップとして、

安い大容量の酒を家で飲むようになる

今の俺はまさにそれ。

 

 

 

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これ、まったく量が減らない。

梅干しや炭酸、お茶で割りながら飲む。

まったく減らない。

なんて、経済的なんだ。

 

ほろ酔いになりながら、西部邁の本を読んでいる

 

 ニヒリズムは単なる訪問者ではなかったのであろう。またそれは、どれか特定の現代、たとえばニーチェが目の当たりにした十九世紀後半の現代にのみ特有のものでもなかった。絶えず延びていく時間の線分の最先端に自分は生きているのだと意識してしまう生き物の生に、つまり人間の生に、強かれ弱かれ取り憑いて離れない心的現象、それがニヒリズムというものであるにちがいない。(虚無の構造から抜粋)